原因はスマホ?現代人に増えるTCH
こんにちは。
夏本番ですね🌞
セミの鳴き声を聞き分けられるようになった院長の大森です🐟
皆様、スマホはお持ちですか?
スマホを見るとき、多くの方が うつむき姿勢 になります📱
私たちの上下の歯は、リラックス時にはわずかに離れている状態(安静時空隙)が正常です。
このとき首や肩、顔まわりの筋肉が緊張し、下顎に不自然な圧力がかかります。
この状態が続くことで、知らず知らずのうちに 上下の歯を接触させたまま に…
これが TCH(Tooth Contacting Habit=歯列接触癖) です。
TCHとは、会話や食事以外の場面で、歯が接触している時間が長くなるクセのこと。
食事を含め、本来上下の歯が接触している時間は、1日たった20分程度。
しかしTCHがあると、顎関節や筋肉に余計な負担がかかり、以下のような症状につながることがあります。
・ 顎関節症:顎が痛くなったり、音が鳴る
・ 筋肉の疲労:頭痛や肩こり
・ 歯への影響:歯のすり減り、知覚過敏(しみる)、歯周病の悪化
--- 今すぐできる! TCHのセルフチェック ---
今この瞬間、上下の歯はくっついていませんか?
スマホやパソコンに「上下の歯はくっついてない?」というメモを貼ってみましょう。
意識づけだけでも効果があります!
--- 自分でできる TCH対策 ---
リラックスした状態を習慣化しましょう。
・ TCHに気づいたら肩の力を抜いて、上下の歯を離す
・ 肩・首まわりの軽いストレッチや深呼吸
--- 歯科でできること---
・TCHや歯ぎしりの診断
・必要に応じて、ナイトガード(就寝用マウスピース)の処方
・かみ合わせのバランスのチェック・調整
スマホ時代の私たちは、気づかぬうちに TCH と共存しているかもしれません。
日々の小さな注意で、顎や歯、そして全身の健康を守ることができます。
「最近、顎や首肩が気になるな…」と思ったら、お気軽にご相談くださいね🙂↕️